第12回はこちら!「元禄十二年創業、田主丸の老舗酒蔵が作る八穀あまざけ(6本セット)」です。
段ボールには「若竹屋から心を込めて」と書かれていますよ。赤いキャップの瓶にラベルの文字が手書き風で、温もりが感じられますね。甘酒は一般的に、お米と麹で作るものですが、 こちらは「白米」に加えて「玄米」「押麦」「赤米」「黒米」「緑米」「もちきび」 さらにスーパーフードとして注目される「アマランサス」も入っているんです。色はややピンクがかっていて、穀物の粒もそのまま残っています♪粒々がしっかり感じられ、柔らかい甘さです!
今回は、販売元の合資会社若竹屋酒造場社長・林田浩暢さんにお話をお伺いしました。
これまでも一般的な白い甘酒は作っていたそうですが、ある時、穀物を作っている生産農家の友人と「色々な穀物で甘酒を作りたい」という話になり、「全部入れたらおもしろいよね!」となったのがきっかけだそうです。穀物の種類が増えれば、複合的に栄養の要素が加わって、良いものになるとお話しされていましたよ。
普通の白い甘酒と日本酒を造る工程は全く同じですが、この商品は雑穀が入ってきますので、蒸す前にお水に浸さないといけない。「どのくらい浸けたら良いのか」「どのくらいの時間蒸したらいいのか」など、苦労されたとのことです。
赤米、黒米、緑米から色素が出て、おいしそうな色合いに仕上がっています。これももちろん栄養素なんですが、色味の感じも検討しながら作られているそうです。雑穀の粒々感を残していることで、喉ごし感や噛み応えなど、飲むだけでなく食感も楽しめる、まさに“食べる甘酒”。砂糖等、食品添加物は一切使用していないので、麹が作り出す自然な甘みを楽しめます。常温でいただきましたが、本当においしい甘酒です!
甘酒をスムージーや豆乳に混ぜたり、ヨーグルトと合わせたりして色々アレンジするのが流行っていますよね。林田さんのオススメは、甘酒と今の時季に出てくる酒粕、味噌を1対1対1で混ぜ合わせて万能調味料として使うこと。略して“甘酒粕味噌”!これを肉や魚に塗って焼いたり、野菜を漬け込んだり。素材の味を引き出してくれるそうですよ。分量も1対1対1で覚えやすいので、ぜひお試しください!
「甘酒は免疫力やエイジングケアなどで、注目を浴びている飲料です。口にするもので体は出来上がっています。コロナ禍で大変な時期だからこそ、自分の体を本当に良くしたい、強めていきたい…そういった想いで飲んでいただいている方のために、安全・安心で良いものを作っていきたい」とお話しされていました。
田主丸耳納連山の美しい水を使い、8つの穀物で作られた甘酒。これは元気が出ますね!