ナビゲーター中嶋順子さん(以下 中嶋)
第13回はこちら!豊後水道の「がんこ漁師の熱めし」です。
新鮮なブリの刺身を醤油だれに漬け込んだ逸品、解凍してすぐに食べられるのがうれしいですよね。贈り物にもいいですよね。
箱を空けるとタレに漬け込んだお刺身が入っています。見るからに美味しそう、タレがスゴい、これはサイコーですね。ブリに甘辛のタレが染みていくらでも食べられます。
今回は、株式会社かまえ直送活き粋船団の村松裕介社長をお招きし、お話をお伺いしました。「熱めし」ってどんなものですか?
村松裕介社長(以下 村松)
大分県南部の漁師料理で、船の上でたくさん獲れた刺身を冷蔵庫がなかった時代に醤油漬けにした保存食です。別府には「りゅうきゅう」という食べ物がありますが、これを県南部では熱めしと呼んでいます。
中嶋 「豊の活ぶり」にはどんな特徴があるんですか?
村松 大分県はブリの養殖で全国2位の出荷量を誇ります。ここで養殖されたブリをブランド化したのが「豊の活ぶり」です。生き締めにより血をしっかり抜くため青魚特有の生臭さがないのが特徴で、生育には約2年かかります。
そのほとんどが南部エリアで養殖されています。ここは黒潮が流れる豊後水道の海域でリアス式海岸のため台風の影響を受けにくく養殖に適しているんです。
中嶋 タレも美味しいですね。おススメの食べ方などありますか?
村松 タレは漁師の家系である私の家庭の味をもとに作りました。冷凍で届くため解凍すればすぐに食べられます。ネギやノリなどをお好みでかけてお召し上がりください。また、半分をそのまま食べて、残りはお茶漬けで食べるのもおススメです。
中嶋 ところで「がんこ漁師」の由来は何ですか?
村松 私の父が、まさにがんこ漁師と呼ぶに相応しい人だったので、イメージ通りのネーミングにしました。
中嶋 なるほど、お魚にかける熱い思いが受け継がれている「熱めし」なんですね。村松さんごちそうさまでした。
村松 ありがとうございました!