ナビゲーター中嶋順子さん(以下 中嶋)
第15回はこちら! 奄美大島の郷土料理「奄美の鶏飯」です。
高級感のある黒い箱を開けると、スープと鶏肉・錦糸卵・エビ・シイタケ・小葱と糊が入っています。あとはご飯だけ用意すればよいんですね。
今回は、藤絹織物株式会社奄美の里の石原ユキノさんをお招きし、お話をお伺いしました。「鶏飯」って奄美の郷土料理なんですね?
石原ユキノさん(以下 石原)
はい、奄美大島を代表する郷土料理として親しまれています。江戸時代に、奄美大島が薩摩藩の支配下に置かれていた頃に、役人をもてなすための料理として提供されていました。また、皇后両陛下が奄美大島を訪問された際に、お替りわりをされたほどお気に召されたと聞いています。スープを掛けて食べるスタイルは、この頃から始まったと言われているんです。食べ方としては、ほぐした鶏肉、錦糸卵、パパイアの漬物などを温かいご飯の載せます。その上からアツアツの鶏がらのスープをかけて食べるんです。
中嶋 そうなんですね。彩りもキレイですね。頂いてみます。う〜んっ、鶏の旨味と、お魚の風味もあります。鶏肉が柔らかくておいしい。桜島鶏ってどんな鶏なんですか?
石原 奄美の鶏飯では2種類の鶏を使っています。具材に使っているのが桜島鶏で、高たんぱくでしっとりとした食感でジューシーです。スープには赤鶏薩摩という銘柄鶏を使っています。放し飼いで飼育されているので骨が太くて味が濃いスープが取れるんです。丁寧にした下処理して5〜6時間煮込んだスープは臭みがなくあっさり。鰹節のうまみ成分も加えているので美味しさがギュッと凝縮されたスープです。鶏骨は砕いて煮込んでいるのでコラーゲンもたっぷりです。
中嶋 うゎ〜うれしい!
石原 鶏飯の美味しさは、丁寧に手間暇かけて作ること。お店の味をそのままお召し上がりできるように冷凍でお届けしています。お家時間が増えて毎日の献立にお困りのお母様に、贈り物にもピッタリの商品です。ぜひ美味しさを実感していただきたいです。
中嶋 初めて食べたけど、いずれは奄美大島にも行ってみたいと思いました。濃厚な赤鶏薩摩のスープがいいです。彩り豊かな食材、様々な食感とともに奄美の風を是非感じて下さい。